第1章 憎い敵・・・でも、好き【赤頭巾】
「うーん、その人はやっぱり道に迷ったんじゃないかな?」
「やっぱり、そうだよな!
ほら、やっぱり俺の言った通りじゃないか!」
ジャンに向けて、そう言うと・・・
「あ、あぁ、アルミンが言うなら間違いないな・・・!」
「よし、悩みも解決したところだし報告に行くか!」
俺がそう言い、報告しに行こうとジャンを連れていこうとすると、アルミンがジャンの腕を掴んだ。
「あぁ、ジャンとは話があるからエレンは先に行っててくれるかな?」
「おっ、おう・・・」
少しの疑問はあったが、まぁアルミンのことだろう
なにか考えがあるんだろう。そう思い、俺はジャンを置いて報告しに行くため団長室を目指した。