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貴方に捧げる物語【進撃の巨人】

第1章 憎い敵・・・でも、好き【赤頭巾】


そしてなんだかんだして、俺達は団長室についた。

扉の前に立ち、ノックをする

「団長、104期生エレン・イェーガー、ジャン・キルシュタインです。報告に参りました。」

怒られるだろうか、そんなことを思いながら返事を待つ。
すると、しばらくしてから、

「どうぞ。」

と、団長の声が聞こえたので扉を開け部屋に入る。
そこには、執務席に座り書類を整理している団長と、その左隣にたっているハンジさんの姿があった。

そして、俺達は2人に向かって敬礼をし報告をする。

「今回、任務を受けました件について報告をします。任務にありました例の狼についてですが、探した所見当たりませんでした。
よって、このように一旦帰り指示を仰ぐ形に致しました。」

いつまでたっても、このような報告は緊張する。

「ありがとう。君達は一旦待機していてくれ。私達もその件については疑問に思っていたところだ。」

「了解しました。」

団長の指示があったため、俺達は従う。

「・・・さて、エレン。ジャン。報告は終わったから気を抜いていいよ?」

と、緊張している俺達に気を使ってかハンジさんが声をかけてくれた。
その言葉に甘え、俺達はいつものように振る舞う。

「ふぅー、やっぱり一番これが辛いですね・・・!」

「私達も辛いんだよね~。」

そうハンジさんがいう。

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