第18章 必見実験大発見/乾貞治・柳蓮二
媚薬を飲んでから10分程経過した時、柳先輩が動いた。
私の傍に来て、頬を撫でるとこう言った。
「少し赤くなってきたようだが?体が暑くなってきたりはしてないか?」
柳先輩に触れられたところがジンジンして、言われてみれば体温が高くなったような気がした。
「貞治。お前もこっちに来て触ってみろ。」
柳先輩がそう言うと、乾先輩も私に近づいてきた。
「確かに顔が赤い。それと少し呼吸が早くなってきてるかもしれないな。」
そう言って乾先輩はまたペンを走らせた。
「恐らくこれからもっと体温が上がって暑くなると予測される。カーディガンを脱いでおいた方がいい。」
柳先輩はそう言うと私の着ていたカーディガンをおもむろに脱がし始めた。
カーディガンを脱がし終えた柳先輩は、私のブラウスのボタンに手を伸ばすと上から1つ2つと外していった。
「ちょ…脱ぐのはカーディガンだけ…ですよね?」
私は慌てて柳先輩の手を掴んでそう言った。
「息が上がっているから、苦しくないようにボタンを少し外しただけだ。」
「あ…そうだったんですね…」
「それとも、何か別のことを期待したのか?」
「そんなこと!ないです…。」
柳先輩は私の反応を面白がってからかっているようだった。
「そろそろ効き目が現れる頃だろう。さん、ずっと立ってるのも辛いだろうからこっちに来てくれないか。」
それまでノートと向き合っていた乾先輩が口を開くと、研究所内に置いてある簡易ベッドへと誘導した。
「なんでこんな物が…?」
私は不思議に思ったが、全ては聞かなかった。
乾先輩の誘導で、私はベッドに寝かされた。
仰向けで、膝を立てながら少し足を開いた状態で横たわった。
柳先輩は私の頭上から、乾先輩は私の足元からそれぞれじっくりと観察していた。
媚薬を飲んで火照った自分の体を2人の男性から穴が空くほど見られる状況に私は耐えられず、体をもじもじと動かした。
「あの…なんか…恥ずかしいです…。」
「ん?これは…面白いデータが取れたぞ。」
私の足元にいた乾先輩は、そう言うと私のスカートから見えるショーツに浮き出る割れ目を、手にしていたボールペンでツーっとなぞった。
「やっ…!何する…んですか、、」