第13章 バレンタイン大作戦/丸井ブン太
垂らしたチョコレートで、ブン太の頬にハートマークを書いた。
「はぁ…?まじで訳分かんねー…」
「ブン太…美味しそうだよ?」
そう言って私は、自分で書いたハートマークをペロッと舐めとった。
「!?」
ブン太は顔を赤くしながら、私が舐めた部分を手で抑えた。
「うん、甘い…ブン太も食べる…?舌、出して…?」
耳まで真っ赤にしながらも、言われた通り恐る恐る舌を出すブン太。
ブン太の舌先が見えると、私はそこにチョコレートを垂らした。
そして、ブン太の舌先に乗ったそれを自分の舌で舐めとった。
「っ…誘ってる…?」
ブン太はそう言うと、私の口の中に舌を強引に入れて愛撫した。
「んっ…はぁっ…ブン太…」
ブン太は私の制服を器用に脱がしていき、私はあっという間に下着姿になっていた。
「…。それ貸してみろぃ…」
そう言うと、ブン太は私の手からチョコペンを奪い取った。
次の瞬間、私の鎖骨や胸元に冷たい感覚が走った。
「へへっ、いただくぜ」
私にかけられたチョコレートを綺麗に舐めとるように、優しくブン太の舌が私の体を這った。
「あっ…んっ…」
「お前から仕掛けてきたんだからな?今更やめては、なしだろぃ?」
そう言ってブン太は私の胸を隠していた下着をずり下げた。
ぶちゅちゅと音を立てながら、私の胸にチョコレートが降り注ぐ。
私の硬くなった蕾を目掛けて降ってくるそれにゾクゾクする感覚に陥った。
ブン太の指がチョコレートを私の肌に馴染ませるように優しく撫でる。
「んっ…やぁ…」
チョコレートがまるでローションのようにぬるぬると私の蕾を敏感にさせていく。
ブン太は、自分の指についたチョコレートを舐めとると、今度は私の胸元に馴染んだそれを激しく舐め上げたり吸い付いたりして綺麗にした。
「あっ…んんっ…」
触って欲しくて疼く蜜壷に我慢出来ず、膝を擦り合わせる。
そんな私を見て、ブン太の息遣いも段々と荒くなっていた。
「そんな焦るなよ…デザートはまだこれからだろぃ」
そう言うと、ブン太はチョコペンを口に入れ、残っていたチョコレートを全て口の中へと含んだ。
そしてそのまま、私にキスをした。
ブン太の舌を伝い私の口内へと侵入するそれは、甘い雰囲気を余計に引き立たせた。