第6章 I SCREAM/丸井ブン太
(え…これから2人とも裸になって、一緒にシャワーするってこと…?)
考えると恥ずかしくなって、「やっぱり、止めよう」とブン太の方を見ると、既に全裸のブン太が立っていた。しかも、勃っていた。
「きゃぁっ!」
私は手で顔を覆って叫んだ。
「はぁ?別に初めてじゃないだろぃ。お前も早く脱げよ。」
そう言って私のTシャツを無理やり剥がそうとする。
「きゃぁ!きゃぁっ!」
私はTシャツを必死で抑えた。
すっぽんぽんの男が女の服を脱がそうと飛びかかる画は、傍から見れば実に滑稽だと思う。
そして、ブン太に根負けした私は、いよいよ下着まで剥がされ、両腕を駆使して胸と秘部を隠した。
「やっば…隠す方が男からしたらエロいって知ってる?」
ブン太はニヤリと意地悪く笑った。
「も、もう…っ!早くシャワー浴びよ!」
そう言うと私はブン太を振り向かせ、背中をグイグイと押した。
浴室に入ると、2人で並ぶにはちょっと狭い洗い場。
ブン太はシャワーを出して、手で温度を確認する。
「お、いんじゃねーの?」
そう言って、私の腕を引っ張り、ブン太の前に立たせた。
そして、私の背中にシャワーをかけた。
「お前、色白いなぁ。ちゃんと外出てんのか?」
「あ、あんまり見ないでよ…恥ずかしいよ…」
シャワーを持つ手と反対の手で、ブン太は私の首筋から腰までを
優しく撫でた。
ピクピクと体が反応してしまう。そんな私の反応に気づいてか、ブン太はシャワーを私の胸の方へと持ってきた。
シャワーの水圧が、私の胸の突起を優しく刺激する。
「っ…んっ…」
思わず私の口から息が漏れた。
「ん?どうした?体流してるだけだろぃ」
そう言って、ブン太はシャワーを下へと下ろしていく。
そして、下の小さい蕾に目掛けてシャワーをかけた。
「やっ…それ…きもちっ…」
「変態。」
耳元でブン太の囁く声が聞こえ、ゾクゾクと身体中が痺れた。
そのまま後ろから、私のうなじにキスを落とし、空いた手で私の胸を弄り、シャワーは私の敏感なところへ当て続けた。
足がガクガクと震え、もう立っていられなくなった私は、ブン太の方に体を向けてもたれかかった。
「んー。可愛いなぁお前は。」
ブン太は私を抱きしめて、後ろに回した手で髪を撫でた。
「ベッド行くか?」
ブン太は優しく私に問いかける。
私は小さく首を振った。
