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裏・テニスの王子様♡

第6章 I SCREAM/丸井ブン太


そんな言い合いをしてる内に、私が手にしていたソフトクリームのコーンの底から溶けだしたアイスが垂れた。

「冷たっ!」

ショートパンツから伸びた私の太ももに、ポタポタとアイスが落ちてくる。

「早く食べないと!」

いつ溶け落ちるか分からないアイスを口元に手を添えて慌てて食べた。
急いで食べるも、私の太ももにはどんどん垂れてくるのが分かった。

「んー!やばい!ブン太、ティッシュティッシュ!」

私はそう言ってブン太の方に目をやった。

ブン太はなぜか前かがみになってもじもじしていた。

「ブン太?ティッシュそっちだから、取って!」

私は早く早くとブン太を急かした。

「お、おう。」

ブン太は尚も前かがみのまま、私の方を見ずにティッシュを差し出した。

「もう、手ベタベタだよぉ」

食べ終えた私は、そう言いながら手をティッシュで拭いた。

「…はぁ。ほんとそれ天然でやってる?」
静かだったブン太が口を開いた。

「え、何が?」
私は訳が分からず、手を拭きながらも聞き返した。

「まずこっち拭いてくれないとさぁ。なんか、エロいんだよね。」
そう言って、私の太ももを指さした。

「それとも、俺に舐め取って欲しいのか?」
ブン太は私の太ももにかかっていたアイスを舌で舐めた。

「やっ…ちょっと…」

「まじで、色も相まって卑猥なものにしか見えなかったぞ。見ろよこれ。」
ブン太は制服の上からも分かるほど勃起したムスコを私に見せつけた。

「な、なんか静かだと思ったら、そんな目で私の事見てたの!?」

「俺、大会前は禁欲してるし、ぶっちゃけここ来た時にお前の部屋着姿見ただけで割と期待してたんだけど」

「そ、そんな恥ずかしいことカミングアウトしてくれなくていいよ…」

そう言いながらも、私は大きくなったブン太のものが気になり、チラチラとそこに目をやった。

「とりあえず、お前手ベタベタだしシャワーしようぜ。」

「手洗えば済む話だよ?」

「一緒に風呂入りたくね?」

ブン太が至って真剣に言うものだから私は拍子抜けした。

「行こ。早く。」

「は、はい…」

私は半ば強引にブン太に誘われて、2人でお風呂場に向かった。
ブン太は脱衣所に着くなり、一気に上を脱いだ。
うっすらと割れ目の入った腹筋にドキッと胸が鳴った。
そして少し考えて、冷静になった。
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