第4章 夏祭り/柳蓮二
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いちご飴を食べると、ベンチを立ちまたしばらく並んで歩いた。
すると蓮二が時計を見てからこう言った。
「花火が上がるまでは時間があるな。そろそろ慣れない下駄で足が痛くなった頃だろう。少し離れたところで休憩しよう。」
確かにそろそろ鼻緒の所が痛いなぁと思っていた所だった。
「こっちに花火も見えて人通りも少ない穴場があるんだ。」
そう言って、蓮二は私の手を引いて歩いた。
少し歩くと、舗装された広場に出た。
そこにぽつぽつと置いてあるベンチに私たちは並んで腰をかけた。
「あっついねぇ」
私は火照る体を手で仰いだ。
「ん?汗をかいているようだな。」
そう言うと蓮二は、帯にぶら下げていた手巾を取り私の首元を拭き上げた。
私は反射的にビクッと体を跳ねさせた。
「…。ここも汗がすごいようだな。」
蓮二の手が浴衣の隙間から入り込み、胸元へと伸びてきた。
「っ!だ、大丈夫!自分で拭けるから!」
私は慌ててそう言うも、蓮二の手は止まることはなかった。
「おかしいな。拭いてるのに余計に汗が吹き出してくるようだ。」
この期に及んで蓮二はとぼけた様に、私の膨らみを優しく拭き続けていた。
ちょうど突起を避けるように動くのが焦れったくてもっと求めてしまいそうになる。
すると、蓮二の手が、ツンと私の突起に触れた。
「んっ…」
私の体は待ってましたと言わんばかりに、過剰に反応してしまう。
「あぁ、すまなかった。驚かせてしまったようだな。」
まだ蓮二は表情を変えずに、私の胸元をまさぐる。
「蓮二…私…」
私は瞳を濡らしながら、蓮二を見つめる。
そのまま瞼を閉じて蓮二の顔に近づいていき、キスをせがんだ。
「そろそろ俺を求めてくると思っていたよ。」
そう言って蓮二は私にキスをした。
ねっとりといやらしいキスに変わって、蓮二の手が私の肩から浴衣をずり下ろしていく。
スルスルとはだけた浴衣から、私の膨らみが露になる。
「こっちの苺はうまいか?」
つんつんと私の突起を指で触って、蓮二は魅惑的な笑みを浮かべた。
「何言って…」
私の言葉を遮るように、蓮二は私の突起を口に含んだ。
「ふぁっ…あっ…」
舌先でちろちろ転がしたり、チュッと音を立てて吸い付いたりと
蓮二は色々な形で私に刺激を与えた。
「あっ…蓮二…」
蓮二は、私の閉じていた膝を自身の膝でこじ開けた。
