第2章 シナリオ通りじゃない/観月はじめ
「はじめ…。こういうの苦手なんじゃ…?」
私はキョトンとしか形容できない表情で、はじめに問いかける。
「うーん、そのはずなんですがね…。今は貴女に触れたくて仕方ないんですよ。いいですか?」
はじめは私の顔を覗き込むようにしてそう言った。
その魅惑的な笑顔に体がゾクゾクする感じがした。
「さぁ、こちらへ。」
はじめは私の手を引いた。
私が触れようとするとあんなに拒まれたはじめの手が、今ははじめの方から私に触れている。
トサッ
私ははじめの手によって、白くてふかふかなベッドに横たわらされた。
私の心臓の音がうるさいくらいにドキドキと高鳴っていた。
はじめは私の黒く染まった髪を愛おしそうに、また申し訳なさそうに撫でた。
「僕は、金髪の貴女も好きでしたよ。」
はじめは私の髪の毛に何度もキスをした。その唇が、目、耳、首へとリップ音を響かせながら降りてくる。
「ふっ…」
私の口から小さく息が漏れた。
「可愛いですね…」
そう言いながら、はじめの手が私の胸元に伸びた。
ピクンと体が小さく跳ねたのが恥ずかしくて、私は顔を背ける。
はじめの手が制服の上から優しく私の胸を揉んだ。
布が擦れるのがもどかしくて、私ははじめの手を掴んで制服の中へと誘導した。
「貴女は…いやらしい人ですね…」
そう言いながらも、ツンと尖り立った先端を優しく撫でた。
「はっ…あっん…」
私の口から恥ずかしい声がどんどん漏れてくる。
はじめは、制服の前のジッパーを上から静かに降ろした。
私の2つの苺が露になり、はじめの視線がそこに寄ったのが分かった。
「み、見ないで…」
「なぜですか?とても…綺麗で、美味しそうですよ…」
優しくキスをするように、私の苺にはじめの唇が吸い付いた。
直に感じるはじめの舌が私をどんどん敏感にさせた。
「はじめ…?下も…」
「なんですか?」
私の恥ずかしいお願いも無視して意地悪く、上ばかりを責めるはじめ。
「あっ…もう…お願い…」
「何をですか?」
「下も触って…?」
私は恥ずかしさでいっぱいになり、目に涙を溜めた。
そんな私を、ニヤリと笑ってはじめは見下ろした。
そして、細くて綺麗な中指を既に蜜で溢れた私の中に入れた。
ゆっくりと出し入れを繰り返し、私の蜜を1番敏感な膨らみに塗るように優しく撫でた。
「あっ…んっ…」
