• テキストサイズ

カクテルは甘いだけ。【名探偵コナン / 安室】

第1章 1杯目




「———で、その任務とは」


少し圧を掛けるように、透くんが話す。

透くんも私と同じでハニトラ駆使して
情報得てる感じなのかな。

ベルモットはタバコを咥え、火をつけた。

煙を透くんに全て吐いてから話を始めた。


「欲しい情報があるの。
そいつ、よくパーティを開くからそこに出て欲しくて。
警戒させない為に少し距離感を詰めて欲しくてね」

「「了解」」

「ッフフ、仲がいい事。
ターゲットの情報は送っておくから、頼んだわよ」


透くんを見ると、なんだか今まで会った事がない
タイプの顔をしていた。なんだろう、この違和感。

あ、と透くんが口を開く。


「乃々華さん、僕の車に乗って下さい。
少し話しでもしながら送りますよ」

「ホント?ありがとう助かる♡」


果たして、こんな声を出してもなびく男なのか
正直分からない。というかなびいてなさそう。

やれやれ。

ベルモットもクセの強い人を連れてきたな。

/ 26ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp