• テキストサイズ

カクテルは甘いだけ。【名探偵コナン / 安室】

第1章 1杯目




ベルモットの事だから、ジンくんが言った様に
新しいターゲットの可能性がある。

でも、会わせたいと言う事は違う気もする。

考えても仕方ないと思い、ジンくんの隣に座り
カバンに入れていたタバコを咥え、火をつけた。


「勝手に隣に座るな」

「いーじゃん、ケチ」

「虫唾が走る、さっさと避けろ」


こういう言い合いは、何年も前からだ。

お互いに憎まれ口を叩き、銃口を向け、向けられ
それでも割と近くで仕事をしてきた。

ジンくんはどう思ってるか知らないけど
私はジンくんの事が好きだ。

好きと言っても、恋人とかではなく家族の感覚。


ぷかぷかと煙を浮かべながらベルモットを待つ。
まだそんなに時間は経ってないから来るわけが無いけど。

やっぱり待たされると、不思議と時間が遅く感じてしまう。


「………はー、ベルモット早く来ないかな」

「そうだな、早くどっかに行け」

「それはもうジンくんが帰った方が早くない?」


ジンくんと話をしたり、しなかったり。
十数分後にベルモットと、見た事ある男が
ベルモットの後ろを歩いてこちらに来た。

/ 26ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp