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氷の華【鬼滅の刃/宇髄天元】

第5章 溶けた氷の中は


「、、、んっ、、好き、です、、、」
口付けの合間にそんな可愛い事を言われ、宇髄の口付けは熱を帯びる。玲華の唇の隙間から舌を入れ、深く深く口付ける。
「、、、あっ、、はぁっ、、、」
玲華の荒い呼吸が耳につく。宇髄は、畳の上に玲華を押し倒した。
「、、、音柱様、、、」
「ちげぇ。天元、だろ?」
「、、、天元様?」
「名前を呼ばれるのはいいな。」
宇髄はさらに玲華に口付ける。
「悪ぃが止まれねぇ。」
玲華の耳元で、宇髄が囁く。
「、、、あっ、、ちょっと待って、、、」
玲華が、宇髄の体を押した。宇髄は少し体を離すと、玲華の顔を覗き込んだ。玲華は真っ赤な顔で、目をぎゅっ、と瞑っていた。恥ずかしいのか、手が微かに震えている。
「俺はお前が欲しい。お前はそうじゃねぇの?」
宇髄は玲華の首元に唇を寄せた。ちゅっ、とわざとリップ音をたてる。
「玲華。もう一度言う。俺はお前が欲しい。
 お前は?俺のものになる?ならない?」
「、、、、、天元様のものになります。
 天元様のものに、して下さい。」
小さな声だが、宇髄の耳にははっきりと聞こえた。
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