第1章 日常
「あん…気持ち良い。もっと!もっと突いてぇ!!」
パン パンと尻ごと奥を打たれながら、卑猥な言葉を甲高い声で叫ぶ優菜は
これで今日何度目の挿入だろうか。
「奥!奥が良い!中、に!出してぇ…っ!」
ズチュズチュと水音を立てる程溢れ出る愛液も、多少の演技が混ざろうと何度目でも絶頂出来る事も。
常連客は優菜を名器と称し気に入っているが、本当に凄いのは男を気持ち良く昇天させる事よりも
その耐久度なのではなかろうか。
どこを普通とするかはさておき、どんなセックス好きやドMも
数時間ほぼ休みなく何本もの雄に挿入され続ければ、感じるのは快感ではなく耐え難い痛みだろうに。
ゴプリ…
そうこうしている間に、今回の客大宮は大量の精液を優菜の中に吐き出した。
続けざまに、うつ伏せに転がした腰を掴んで尻を突き出させると射精したばかりなのに衰えないペニスを挿入する。
「あぁ!!イイ!!奥に当たって、気持ち良い…よぅ…」
両腕を掴み、自らが動かす腰と腕を引く力とで奥を攻める大宮は寡黙だ。
寡黙だが、相手には激しく啼き積極的に欲しがられたい願望がある。
無言でズン ズンと子宮口を突く硬い棒は、痺れるような快楽となり優菜の身体に打ち寄せた。
「もっと…ぉ、もっと…シて?奥に当たって、気持ちぃのぉ…っ!!」
返事はないが、気を良くしたらしい。
大宮がこれまで以上に腰を強く打ち、肉のぶつかる音は激しさを増した。
「あぁ、イイ…っ!イく!イくイくイく…!イっちゃうぅ…ッ!!」
膝を擦り合わせ、絶頂と共に伸びようとする身体に
大宮は構わず腰を打ち付け続ける。
掴んだ両腕もそのままに、イって痙攣するその心地を味わいながらも大きなグラインドは止まらない。
「あぅ、イイよぅ…イってるのに奥…、また来ちゃぅう!あぁ、アンッ、アンッ…!」
硬く目を瞑り何かに集中する大宮が、パァンと一際大きな音を立てた後腰を押し付け動きを止めた。
結合部の中は再び、熱いモノで満たされた。