第12章 転機
「え? な、何ですか急に……気持ち悪い」
「…………」
カルファはの反応に露骨に気分を害した様子だが、
「だってさあ、ネアは希少種の蛇男、アルドなんか腐っても王様だぜ? そんな奴らに求愛されるなんて凄いことだよ、うん。同種でも滅多にないんだぞ。は種族に関係なく男を惹き付けるんじゃねーか? お前結構可愛いし、気もつくし、そういうとこ俺も好きだぜ?」
それでも褒め言葉を重ねる。
いよいよは恐ろしくなる。
「何が言いたいんですか……」
恐る恐る質問され、カルファはにっと笑みを浮かべた。