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首輪をつける

第11章 主従


「また……本日、様が珍しくお休みを頂いておりましたね……これは様がカルファ様にお仕えしてから初めてのことです、気になったわたくしがカルファ様にその点についてお尋ねした所、他国に訪問する所用がある為時間がいるとの事で。わたくしにはすぐに此方に伺った事が分かりましたよ……この花を送った方とお会いになるのだと。また其方の国の贈り物が部屋に増えておりましたね? どれも歴史のある高価なものばかりで、上流階級の方と交流が増えたことは察しが着きました、また、中にはアクセサリーなどもありましたね? 中々女性からの贈り物とは考えづらいです。それに少し前にカルファ様からアルド王と出会った話を聞きました、そこには様もご同行されていたとの事。身分の差もありますし、まさかと思いましたが、アルド王から様がアプローチを受けているのでは無いかと……一抹の不安がわたくしの心を過りました。そしてわたくしは国の内外を問わず人々から情報を集め、確信を持てた所で此方の国に参ったわけです。最終確認ですが、城の門番からも、様の特徴と一致する女性を通したことを聞きました。つまりこの部屋に様はいる……アルド王と逢い引きをしているというのは知れたことですよ……流石にその従者まで参加しているとは思いませんでしたが」

ドン引きする三人。

サピルーンは長々と経緯を語り追えると、の手を掴んだ。

「兎に角そういうことなので、様は返して頂きます……」

「ッ! ま、待って下さい、まだッ……!」

「あ、ああ、申し訳ございません、わたくしとしたことが」

サピルーンは手早くシーツを引き剥がし、を包み込む。

「正直わたくしは一秒でも早くこの場を離れたいのです……これでよろしいでしょうか」

「そうじゃっ、なくて! あの……ッ」

下半身が、と言いかけた瞬間、アルドが素知らぬ顔で腰を捻る。

時間が経ち、萎んだモノが緩んだ中から引き抜かれた。

は中から精液が零れる感触と、アルドの対応に頬を染める。
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