第11章 主従
「ぅう……ッ」
アルドはベッドからヴィークを見下ろす。
「ヴィーク。そんなモノをこの俺と、俺の想い人に見せつけたらなんて言うんだ?」
ヴィークはビクッと体を揺らし、弾かれたように床に腰を落とす。
アルド達に向かって頭を床に擦り付け、腰を突き上げるように深深と平伏した。
「おッ、お二人にお見苦しい物をお見せして、申し訳ございません……ッ!」
アルドは満足気に笑う。
「ははっ、だとよ? ちゃん、許してやってくれるか?」
茫然と目の前の光景を見守っていたは、アルドの呼び掛けでふと我に返る。
「わ……わたしは、別に……」
困った顔で言いながら、モジモジと足を擦り合わせる。
ヴィークの痴態に、アルドと繋がった部分が熱く疼き始めている。
アルドに征服された時とはまた違う興奮が下腹を刺激していた。
アルドはを横目で見、結合部の変化に静かにほくそ笑む。
「ヴィーク、顔を上げろ」
「はっ……」
ヴィークが恐る恐る顔を上げる。
アルドはヴィークの男根をちらりと窺い、嘲笑うような表情を浮かべる。