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首輪をつける

第11章 主従



「…………」

押し黙るヴィークにアルドが声を掛ける。

「おいヴィーク、それで終わりか?」

ヴィークの眉根が跳ねる。

軽く歯軋りし、

「いえ……此方も、脱がせて頂きます……」

俯きがちに下着を脱ぎ始めた。

最後の一枚に手をかけた瞬間こそその颯然とした顔が曇ったものの、覚悟を決めたようにずるりとパンツを下ろした。

脱ぎ捨てた衣服を床にきちんと畳んで置き、引き締まった裸体を二人の前に晒す。

勿論、男の象徴も隠すことを許されない。

ヴィークは言葉も無く、恥ずかしそうに視線を伏せる。

「ちゃん、ヴィークのモノもまあまあだろ? まあ俺様のに比べたら劣るがな。ネコにしたら立派なもんだろ」

アルドの言葉通り、アルドのモノに比べると小振りな逸物がぴくっと震える。

真っ黒な毛に包まれた下腹から突き出たペニスは赤く腫れ、先細く尖っている。

「ほらもっとこっちに来い。手は後ろに回せ」

ヴィークはベッドの前に進み出、両手を腰の後ろに回す。

そのまま直立し、ヒクヒクと反応するペニスを二人の眼前に晒した。
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