第7章 後始末
「へ……」
状況を理解出来ないが呆けた声を上げるやいなや、ネアの下半身が全身をキツく締め上げた。
「アああッ! ああぁぁあ……ッ!」
激しい悲鳴を上げるの顔に前のめりに顔を近づけ、ブツブツと呟く。
「ねえ……だれ、だれ、だれ」
「く、ぁ……は……」
「誰誰誰誰……」
の視線が宙を彷徨う。
「ダレ」
指一本動かすことも出来ず、意識を失いかけたの前にカルファが立ちはだかる。
手にしたコップの水を揺らしながら、目を光らせた。
「その辺にしとけって。サピルーンは俺の従者だ、にとってそれ以上でもそれ以下でもねえよ」