• テキストサイズ

首輪をつける

第18章 話して離して放して


「人間の女を滅茶苦茶にしてやりたいだけだから」

トロの平坦な呟きが妙に耳に残る。

はトロの言葉にぴたりと固まった。

の顔から笑顔が消えたことに気がついたトロの手が小さく震える。

「何、そんな目で見てんだよ」

震えを隠すように袖を握り込み、乱雑に距離を詰める。

思わずが一歩後ずされば、トロはぐっと歯ぎしりがした。

「そんなに人の顔が気になんのかよ……」

苛立ちと不安を思わせる震え声がの耳をつく。

返す言葉に迷うを睨みつけ、

「いいっから、さっさとしゃぶれよ……!」

ズボンを下ろした。

顕になったトロの自身は細長く、先端が螺旋を描いている。
/ 184ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp