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首輪をつける

第15章 めんこいおうま


そこで漸く青年が自身に向ける異常な恋愛感情を理解するが、顔も名前も知らない彼にここまで恋慕われる理由が思い当たらない。

青年の狂気的なまでの思いに戦き、訊ねることも出来ない。

「あ……」

『───んで、理由はわかんねえけど貧乏は獣人のウケがいい。物凄くな。これはアルドやネアの事もあるけど』

カルファの声が脳裏によぎった。

『俺の勘だ。お前が娼婦になることで、俺の娼館経営は間違いなく軌道に乗るってビンビン来てんだよ』

話半分に聞き流していたカルファの予言が、現実になり始めていた。

青年はそんなの思いも知らず、愛する彼女を手中に収めた悦びに陶酔していた。

「……癖になりそうや」

ぞくりと腰を震わせ、夢見心地で呟く。

腰を押し付け、の身体を上向きに持ち上げる。

切っ先で最奥を押し上げられ、腰が浮く。

「うっ!ン、あ、あっ……」

弱々しい嬌声が漏れる。

キツく締め付け奥への侵入を拒んでいた秘部が少しずつ潤み始めたのが分かる。

「は……お姉さんのそそ、段々解れてきたなあ。僕の楽々咥えこんでてごっつやらしいわ」

青年が囁く。

自分の逸物を包み込む花弁が火照り、色付く様に目を細める。
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