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首輪をつける

第15章 めんこいおうま


このまま気絶した方が楽だと思った刹那巨根が奥を貫き、苦しげな息が溢れる。

為す術なく青年の腰の下で喘ぎ、苦悶に表情を歪め続ける。

肉のぶつかる音を響かせながら、青年はぽつりと呟いた。

「僕なあ、ずーっとお姉さんのこと好きやってん……」

腰を振り立てながら愛おしげにの背に触れる。

は驚いたのか小さく腰を跳ねさせ、くねらせるように背を反らす。

腰の動きが緩まる合間合間に息を整え、肩を細かく震わせる。

青年は組み伏せたの背のラインを優しく撫で付け、

「でも知らんねやろ? 僕のことなんか顔も名前も知らんねやろ」

声色を落とす。

「でもそれでええて思うてたんやけどな、あの猫のおにーさんがな、お姉さんのこと教えてくれてん。お金払ったら抱かせてくれる言うて、ここに来たらええてな」

カルファの顔が思い浮かび、の顔が引き攣る。
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