第15章 めんこいおうま
「う……ぁ、あぁ……」
はじわりと首筋に汗をかき、頬を染める。
腹の苦しさに震えているのに、下腹部から甘い疼きが昇る。
青年は訳も分からずに荒く呼吸を繰り返すを優しく見下ろし、身体を折り曲げる。
薄赤に染まった耳元に口を寄せた。
「ロマニ。僕ロマニって言うねん、お姉さん、ロマニって呼んでや」
はロマニを涙目で振り返り、
「ロマニ……」
かすれ声で名を呼んだ。
「うん……!そうや、ロマニや、お姉さん……可愛いわあ……!」
ロマニは高揚した声で言い、
「うんとええ声で鳴いてや。そしたら優しゅうしたる」
切っ先で最奥を抉るように押し上げた。