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首輪をつける

第14章 夢の果てまで


「おー怖い怖い! 俺の娼館の為に精々頑張れよ」

カルファはひらりと身をかわし、ドアからさっさと出ていく。

取り残されたは暫く身動きも取れずにいたものの、遅まきに身体を起こす。

風呂場に向かって歩き始めた。

熱いシャワーに打たれながら、昨日の跡を洗い流す。

下腹部を撫でれば、身体の内側に残ったネアの跡を意識して、小さく疼いた。

「ネアさん……」

此処から出してくれるという言葉に縋り付きたくて堪らない、妙に弱気な気持ちだった。
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