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首輪をつける

第14章 夢の果てまで


「それで、最後はと同じ場所に行き着いて……」

上を向き、ゆっくりと思い出しながら吐露していく。

「でもと住む場所、ちがった……おれは、個室があって、飯も良かった……でもおれ飯に興味ない、寝床もどうでもいい。は狭いところに他の奴らと押し込められてた」

「そう、だったんですね……」

商品価値の高い奴隷には、多少の厚遇があるのだろう。

ネアは若く美しく、希少性の高い種族だ。

その上白変種となれば、愛玩や権力誇示のみならず、呪術的な需要もあるという。

権力者がこぞって欲しがる奴隷の体調管理には気を使われていると言うことだ。

人間のはありとあらゆる種族の女奴隷と大きな檻で寝食を共にしていた事を思い出す。

「でも、それじゃわたし達、どうやって会ったんですか?ネアさんはいつわたしを知ったんですか」

「殺した」

「え?」

「見張りの男、えさくれるやつ、ある日全員殺した。逃げる途中の檻でを見つけた。あの時どうして、新しい住処に連れ帰らなかったのか、こうかいしてる、いまでも」

どくんと心臓が脈を打つ。

昔出会った、美しい少年が脳裏によぎる。

ネアは昔からずっと、神秘的な美しさを持っていた。
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