第4章 本望 死柄木弔
緑谷「この子は怖がって震えてる。この子は渡さない!」
死柄木「…気安く…菜月に触れるな!!」
怒鳴りその人めがけて戦闘を仕掛けてくる彼。大通りのため、周りにいた人の視線は私達に向けられた。
緑谷「大丈夫だよ、僕が君を助けるからね。」
抱き上げられ、彼の攻撃を避けた。
死柄木「なぁ、菜月、お前は誰からも必要とされてなかった。そうだろ!?お前を必要としてるのは俺だけだ!いつだって、お前は俺のそばから離れることはできない!!」
「!…」
緑谷「!…違うよ!必要とされていない人間なんて」
死柄木「俺と菜月との会話に口出してくるんじゃねぇよ。」
緑谷「!…」
いつの間にか、彼はその人のそばにいて、手で…5本の指でしっかりとその人の腕を掴んでいた。