第4章 EPISODE2 荒野の反逆者
───植物園
「レオナさーん、昼飯買ってきたッスよ〜」
「…ん、もう昼か」
「もしかして、午前中ずっと寝てたんスか?また必修単位落とすっよ」
レオナは身体を起こしスンスンと鼻を鳴らして匂いを嗅いだ
「ちゃんと頼んだもん買えたみてぇだな」
「レオナさんいっつも競争率高いパン頼むんだもんなぁ」
「それにこの匂い…あの草食動物か?」
「はい、ご注文のデラックスメンチカツサンドとアイスティー」
「ふんっ手に入れるのが難しいからこそ食いたいんじゃないか…パンもあいつもな…」
「?オレはカビさえ生えてなきゃなんでもいいッスけどね ま、王子様のレオナさんにはわかんないでしょうけど」
「第一王子ならまだしも俺は第二王子…どうせ王になれる望みも薄いし庶民となんも変わらねぇよ…」
───放課後 学園長室
放課後クロウリーから呼び出されていた1-A4人と1匹は学園長室を訪れていた
呼び出しの内容はオーバーブロットへの説明だったようだ
1年生はリドルのあの状況をよく理解しないままここまで来ていた
話によるとブロットとは魔法を使うと溜まる排気ガスのようなもので負のエネルギーによって魔法のコントロールが出来なくなってしまうと一気にブロットが蓄積してこの間のリドルの様になってしまうらしい
そのブロットが体に蓄積されないように肩代わりしてくれているのが生徒たちが付けている魔法石
魔法を使うとインクのような黒いシミが出来るが休息を取れば自然と消えていくのだそう
あまり事例がない出来事のようでまだまだ分からない事だらけのオーバーブロット
そんな数少ない事例に立ち会ってしまったのかとは肩を落とした
「そう言えばクロウリーさん、私が元の世界に戻る方法って…」
「あ、あぁ!くんが元の世界に戻る方法ね もちろん探していますとも忘れてなんかいませんよ」
「おもいっきり目が泳いでるんだゾ」
「今私は10月に行われる寮対抗マジカルシフト大会の準備で大忙しなんです!この後も寮長を集めた会議がありますし…」
「マジカルシフト…ってなんですか?」
「ってマジフト知らねーの?」
「世界的に有名なスポーツだぞ プロリーグもあるし、世界大会もある」
聞いたことの無い単語にはてなを浮かべるとグリムにエース達はマジカルシフトについて説明した
