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【twst】鏡の向こう

第4章 EPISODE2 荒野の反逆者





リドルのオーバーブロット事件から数日、これまでのゴタゴタな毎日が嘘かのように平穏な日常を送っていた
しかしあの事件の時のような不思議な夢をまた見て目を覚ました


「ライオンの夢…?」
「暴君リドルを懲らしめてやったゾ!っふが!」
「大きい寝言…グリム、起きて朝だよ」
「あれ?オンボロ寮?なんだぁ夢かぁ…」
「夢…」


まだ寝ぼけてボーっとしているグリムを抱えて洗面まで移動するは先程の夢について考えていた
ここ数日見ることのなかった夢 今日見たのは偶然なのか…
何か嫌な予感を感じながら支度をすませオンボロ寮の玄関を後にした


午前の授業を終え大食堂に来た3人と1匹 何やら今日は巷で有名なパン屋さんが出張営業しているようだ
グリムは小さい身体を利用し上手く割り込み人気商品のデラックスメンチカツサンドを手に入れていた


「おっそこの君すごいッスねぇ!超人気のデラックスメンチカツサンド手に入れてるじゃないっスかー!」
「ん?なんなんだゾ?オマエ」


グリムが手に入れたパンを食べようとした時急に話しかけてきた獣耳が生えた生徒
はこの人物をどこかで見たような気がして考えていた


「あのさ、オレ今日どーしてもそのパン買わないといけないんスけど直前で売り切れちゃって…そこで相談なんスけど…こっちのミニあんぱんとそれ交換してくんないスか?」
「はぁ?絶対に嫌なんだゾ!」

言葉とは裏腹に差し出されたミニあんぱんとデラックスメンチカツサンドを交換しているグリム

「いやー、優しい奴が交換してくれて助かったッス!そのミニあんぱんもめっちゃ美味いッスから!それじゃ、バイバーイ!」


用は済んだとばかりに駆け出していくその生徒 もう後ろ姿も見えない


「うっうっ、今日は、最低の、1日なんだゾ…」
「グリム話しながら食べるのやめなさい」
「パンもろくに喉を通らないんだゾ」
「あっという間に3つ平らげといてよく言うぜ」
「そんなに文句を言うなら交換してやらなきゃよかっただろう」
「ちげーんだゾ!なんか、アイツが手を差し出したら俺様も勝手にアイツと同じ動きをしてて…それで気づいたらパンを交換してたんだ」


そんな事食い意地の張っているグリムに起こりうることだろうか
違和感を持ちながら昼食を食べ進めた

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