第3章 EPISODE1 深紅の暴君
「うんうん、歩み寄りは美しきかな これで一件落着ですね」
満足そうな笑みを浮かべてクロウリーは締めるように呟いた
まだ泣き止む様子のないリドルの頭を撫で続ける
その様子を見てエースは口を尖らせながら言ってくる
「つか寮長はなんでにそんな懐いてるワケ?もさっきまで俺たちと文句言ってたのに甘やかしてるし」
「懐いてるって言い方…まぁ反省してるんだし私はもう許したよ 誰かさんと違って心が広いからね」
「うるせーよ!」
先程からのリドルの反応からしてあのリドルが子供の頃の話やそこでしたリドルとのやり取りをリドルも覚えているようだ
不思議な出来事だったがこの事はリドルと自分の中で留めておくことにした
「どうせ話しても信じて貰えないだろうし2人の秘密ね?」
「!…うんわかった…」
エースたちに聞こえないようにリドルの耳元で囁くとリドルはやっと涙を止め微笑んだ
ケイトやエース達は庭の片付け、リドルとは医務室に行くことになりようやく今回の件は収束を迎えた
医務室に向かおうとするとグリムがまたドワーフ鉱山の時と同じ黒い石をみつけ食べてしまった
その石を見るとリドルがオーバーブロットしてしまった時の嫌な感じがの背筋を伝う
しかしグリムはまた美味しそうに食レポをしながら石を飲み込んだ
「グリム…本当に大丈夫なの?」
「前の石とは違ったお味で美味しいんだゾ!」
「もう…お腹壊しても知らないからね」
の心配をよそにグリムはとても満足そうに自分の腹を撫でていた