第3章 EPISODE1 深紅の暴君
また場面が切り替わりリドルが母親に怒られていた
「ルールを破れば楽しい時間まで取り上げられてしまう…だからお母様の決めたルールは絶対に守らなきゃ…でも…なんでだろうう何故だかとっても胸が苦しいんだ」
「それは、あなたがルールに囚われているからじゃない?」
「でもルールに従わないと…」
「ルールってよりよく過ごすためにあるものじゃないかな?けどあなたが守っているルールってただ現状を窮屈にしてるだけ 小さい時のその胸の苦しさをあなたはいま寮生たちに振りまいている」
「そんな…つもりは…」
「今あなたには周りに助けてくれるトレイやケイトが近くにいる あの時の母親に縛られているだけのあなたじゃない 勇気をだして周りに助けを求めて、どうすれば現状が良くなるか相談しよう?」
「助けを…」
「うん 頼りないかもしれないけど私でも良ければ話を聞くよ」
「…」
「苺のタルトを食べながらね!」
「!」
今にも泣き出しそうなリドルの頭を撫で笑顔で抱きしめた
リドルを抱きしめた瞬間2人の身体を光が包んだ 眩しさに目を閉じた後瞼をあげるとそこには心配そうな表情でを覗き込むエースたちの姿があった
「!目を覚ましたんだゾ!」
「グリム…わたし…あれ?」
「リドル寮長に駆け寄ったと思ったらそのまま一緒に倒れるから何事かと思ったじゃん!」
「目を覚まして良かった…」
「エース、デュース…」
「…リドル!!」
トレイの声で横を見ると目を覚ましたに続くように隣で気を失っていたリドルも目を覚ました
「もうリドルくんもちゃんも起きなかったらどうしようって超焦った…」
「ケイト心配かけてごめんね」
「はぁ…はぁ……一体ボクは…」
「良かった正気を取り戻しているようですね」
「今は何も考えなくていい、寝てろ」
「あー!そうやって甘やかすからちょっと怒られただけで暴走とかするんすよ」
エースやグリムが起きたばかりのリドルに向かって辛辣な言葉をかける
リドルはその言葉に俯いたまま何も発することはない
先程までのリドルとのやり取りが夢だったと思えないはリドルの横に座り手を握った
「思ってること、言っちゃおう?」