第3章 EPISODE1 深紅の暴君
リドルは高笑いをしながらこちらに魔法を次々と放ってくる
避けるので精一杯だったがトレイのユニーク魔法によりこちらも攻撃する隙ができた
一気に全員で全力の魔法を叩き込む もグリムやエースに指示を出し支援した
リドルは叫び声を上げながらその場に倒れ込んだ 格好も元の寮服に戻っていた
はリドルの元へ掛け、顔を覗き込もうとした時突然とてつもない頭痛に襲われた
そしてそのままリドルの横に倒れ込んだ
は気づくと知らない部屋の中に立っていた
その部屋には赤い髪をした小学生くらいの男の子とその母親らしき人がいた
「(この子…もしかしてリドル寮長?また夢?)」
突然の状況に理解が追いつかなかったが2人の会話からやはりリドルと母親だったようだ
リドルは小さい頃から分刻みで勉強のスケジュールも決められ食べ物も全て母親が決めた食べ物を食べて過ごしていた
こんな年頃の子供だったら勉強より友達と遊びたいだろうに…食べ物だって好きなのを食べたいはずだ
しかし少年のリドルは母親の言うことを聞いて過ごしていた
「(これは…思ってたよりきついな…)」
目の前にいるが少年のリドルと母親からはの姿は見えていないようだった
ことの成り行きをしばらく見ていると後ろに現在の姿のリドルが現れた
「ボクはずっと…真っ赤な苺のタルトが食べてみたかった たまに通りかかるケーキ屋さんのショーウィンドウに飾ってある宝石みたいなタルト」
「リドル寮長…」
「でもお母様はそんな事許してくれない…」
「……」
「でもこれが僕の普通だったんだ」
そして場面が切り替わるように目の前が暗くなった
目の前が開けると先程と同じ部屋だが日付が違うようだ
そこにはリドルの部屋に訪れた昔のトレイとチェーニャの姿があった
「楽しそう…」
「そう…楽しかったんだ 今までした事の無い遊びを教えてくれる2人がいて一緒に遊んで…食べたかったタルトまで食べれた けど…」