第3章 EPISODE1 深紅の暴君
次の瞬間目の前に広がっていたのは先程までの寮服と違うリドルの姿だった
まるで悪魔みたいな姿には声を出す事すらできない リドルの背後には悪霊のような黒いものが取り着いていた
「ボクに逆らう愚か者ども そんな奴らはボクの世界にはいらない…ボクの世界ではボクこそが法律ボクこそが世界のルールだ!」
「あぁ…なんてことだ!私が着いていながら生徒をオーバーブロットさせてしまうなんて!」
「クロウリーさん、オーバーブロットって…?」
「アイツ、めちゃくちゃ邪悪な感じに変わっちまったんだゾ!」
「オーバーブロットは魔法士が1番避けなくてはならない状態です 彼は今、負のエネルギーに囚われて感情と魔力のコントロールを失っている」
「なんかよくわかんねぇんだゾ!」
「僕もだ!」
「あーもー!平たく言うと闇堕ちバーサーカー状態ってこと!」
こんな状況でも気が抜けるような事を言うグリムとデュースにケイトが早口で解説した
「このまま魔力を放出し続ければリドル自身の命も危ない」
「そ、そんな!どうすればいいの!?」
「とにかく生徒の命が最優先事項です 他の寮生は私が避難させましょう 君たちは他の教師や寮長達に応援を要請して…」
クロウリーの指示を聞く前に自分たちの魔法をリドルにぶつけていくエース、デュース、グリム
それを見てトレイも手を貸すことに ケイトとクロウリーは4人を制止しようとする
「勝てる奴にしか挑まないなんて、ダサすぎんでしょ!」
「そんなの全然、クールじゃないんだゾ!」
「正気に戻すのに手っ取り早い方法はこれしか思いつかないな」
「あぁ…あいつを失う訳にはいかない俺は…あいつに伝えなきゃいけないことがあるから」
「皆で力を合わせてリドル寮長をとめよう!」
もグリムたちの援護に回ると観念したようにケイトも横に来た
「…あー!くそ!わかりましたよ!こういうの柄じゃないんですけどねーホント!」
「ありがとう、ケイト!」
「この場が治まったら慰めてよね、ちゃん」
「あぁもう…生徒を避難させたら私もすぐに戻りますから!それまで耐えて下さい!」
そう言うとクロウリーはこの場にいた他の寮生を連れて避難して行った
「どいつもこいつもいい度胸がおありだね…みんなまとめて首を跳ねてやる!」