第3章 EPISODE1 深紅の暴君
「その程度の実力でよくボクに挑もうと思ったものだ 恥ずかしくないの?やっぱりルールを破るやつは何をやってもダメ、お母様の言う通りだ」
「確かに、ルールは守るべきだ でも無茶苦茶なルールを押し付けるのはただの横暴だ!」
「はぁ?ルールを破れば罰がある そしてこの寮ではボクがルールだ だからボクが決めた事に従えないやつは首を跳ねられたって文句は言えないんだよ!」
「ルールだからって何をしていいわけでもないでしょ!」
デュースの言葉にも全く自分の意思は変える気は無いリドルにも反論するがそれでもリドルは馬鹿にしたような笑みを浮かべて言葉を並べる
「罰則もないルールなんか、誰も従わない!そんな簡単なこともわからないなんてキミは一体どんな教育を受けてきたの?どうせ大した魔法も使えない親から生まれてこの学園に入るまでろくな教育も受けられなかったんだろう、実に不憫だ」
「…テメッ…」
親を馬鹿にするような発言にデュースの表情が一変し何か言おうとしたがその前にエースが怒鳴り声を上げた
「ふざけんなよ!!!」
そしてその怒鳴り声と同時に思いっきりリドルの顔目掛けエースの拳が飛んでいく
周りはその光景を見て騒然となったがエースは言葉を続ける
「あーもういい 寮長とか、決闘とかどうでもいいわ」
「痛…え?ボク今殴られた…?」
突然の出来事に殴られたリドル本人も状況がわからないと言ったように目を見開き殴られた自分の頬に手を当てている
「子供は親のトロフィーじゃねーし、子供のデキが親の価値を決めるわけでもないでしょ お前がそんなクソ野郎なのは親のせいでもなんでもねーって今よーくわかったわ…この学園に来て1年、お前の横暴さを注意してくれるダチの1人も作れなかったてめーのせいだ!」
「なにを…言ってるんだ?」
「そりゃお前は教育ママにエグい育て方されてたのかもしんないけどさ、ママ、ママってそればっかかよ!自分では何も考えてねーじゃん!何が赤き支配者だ!お前は魔法が強いだけの、ただの赤ちゃんだ!」
「赤ちゃんだって…このボクが?何も知らないくせに…ボクの事何も知らないくせに!」
「あー知らないね あんな態度でわかると思うか?甘えてんじゃねーよ!」