第3章 EPISODE1 深紅の暴君
その後トレイに話を聞くため3人と1匹は図書室で待ち伏せていた
すると思惑通りトレイが姿を現した
「!お前たち…」
「図書室で待ち伏せていればマロンタルトのレシピ本を返しに来ると思ってました」
「俺たちやっぱ寮長のやり方に納得いかねーんだけど」
「……だろうな」
「アンタ実際アイツの事どう思ってんの?小さい頃からずっとそうやってアイツにペコペコしてたわけ?」
「!誰から聞いた?」
「チェーニャというやつからです」
「チェーニャ…そうかあいつか」
「つーかよぉ リドルよりお前の方が年上なんだろ?ビシッと怒ってやればいいんだゾ!」
「もちろん、必要があればそうするさ でも、俺にはあいつを叱ることなんか出来ない」
「なんで!」
「リドルの全ては厳しいルールのもとで"造られた"ものだからだ」
そしてたちはリドル生い立ちをトレイから聞かされる
その話を聞いてデュース、グリム、でさえも同情の感情が湧いてくる
しかしエースは違った
「今の話を聞いて、よーくわかった リドル寮生があんななのは、アンタのせいだわ」
「「えっ」」
「エース?」
「リドル寮長が親を選べなかったのはしょうがない でもアンタは少なくとも寮長の親が寮長にやってたことは間違ってるって昔から思ってたんでしょ?」
「それは…」
「今の寮長が親と同じ間違いしてるって思ってるなら、ちゃんと言ってやれよ 可哀想なやつだからって同情して甘やかしてどうすんの?」
「……」
「あいつが嫌われて孤立してくの見てるだけ?」
「え、エース!」
「それともなに?アンタも首を跳ねられるのが怖くて黙ってるって?ダッセエな!何が幼なじみだ そんなんダチでもなんでもねえわ!」
言い方はキツいがエースの言っている事はもっともだ
可哀想だと思うばかり過保護になっていてはリドル本人のためにならない
もトレイに何か言葉をかけようとしたその時
「こら、君たち!図書室では静かにー!!!」
「アンタがいちばん声でけぇんだゾ」