第1章 Prolog1 覚醒stranger
少し歩くと中庭のような開けた場所にたどり着いたところで黒づくめの男性がごほんとわざとらしい咳払いをした
「ここは"ナイトレイブンカレッジ" 世界中から選ばれた類まれなる才能をもつ魔法史の卵が集まるツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です。そして私は理事長よりこの学園を預る校長 ディア・クロウリーと申します」
「ま…まほうし…?」
長々と説明をしてくれてはいるがほとんどが何を言っているか理解ができず頭にはてなしか浮かばない
「あなたの所にも棺を乗せた黒い馬車が迎えに来たはずです」
「そう言われると馬車に揺られている感覚が何となくあったような…」
頭の整理が全く追いつかないがとりあえずだんだんとこれは夢ではなく現実なのではという考えになっていく
「古来より特別な日のお迎えは馬車と相場が決まっているでしょう?」
「相場って…」
この人は真面目に話しているのかそうでないのかいまいち掴みどころがないな…そんなことを思っているとクロウリーに捕まっているグリムが口を塞がれながら講義を申し立てている
それをまったく気にする様子もなくクロウリーは入学式に行きますよといって歩き出した
これが夢でも夢じゃないとしても分からないことが多すぎる…
とりあえず今はこの人について行くしかないと私もクロウリーの後をついて行った