第3章 EPISODE1 深紅の暴君
トレイの各寮の説明の中でポムフィオーレ寮の生徒に皆が目線をやると1人の生徒の話で持ち切りになる
「ほわ!超可愛い女の子がいるんだゾ!」
「え!?男子校なのに!?」
「アホ 男子校に正式入学した奴に女がいる訳ないでしょーが」
「「えぇ〜〜!?」」
グリムとデュースが驚きの声をあげる中エースはに視線を移し口を開く
「そういえばも全然男に見えないよなー声も高いし」
「えっ…そ、そうかな?」
「確かに体格も華奢だからパッと見女子に見えるな…」
「あんまり食べても太らないタイプなんだよねー…はは」
正直エースとデュースには性別について打ち明けても良いとは思っていたがいかんせんタイミングが悪い
どうやってこの場を切り抜けようかと思案しているとケイトから助け舟が
「女の子っていえば西校舎の肖像画ロザリアちゃんはなかなかレベル高いよ!お見合いパーティセッティングしようか?」
「いらねーっす!ロザリアちゃん可愛くても平面なんでしょ!?」
「イケてるなら平たくてもいいじゃん ま、ポムフィオーレは顔面偏差値&美容意識半端ない連中ってことで」
ケイトの発言から話の流れは他の寮へ移った事でに対する先程の興味は薄くなった
内心でケイトにお礼を言いながらケイトに視線を移すと目が合いウインクをされた
「(もしかして…ケイトにはバレてるかな)」
の心の中は終始落ち着かないがそれを置いて皆は寮の話に花を咲かせている
何とか心を落ち着かせみんなの話に耳を傾けるとディアソムニアと言う寮について話しているようだ
「あれ?子供が混じってる」
「うちの学校は飛び級入学がアリだからな でも彼は子供じゃないぞ、俺たちと同じ3年生の……」
「リリアじゃ リリア・ヴァンルージュ」
「「!?」」
先程まで少し離れた場所居たはずのその少年は気づいた時には目の前にしかも逆さまになって現れた
見た目にそぐわず老人のような話し方をするリリアにみんな唖然とした表情だ
「おぬしはあのオンボロな寮の監督生だったか よろしく頼む」
「は、はいよろしくお願いします です」
「堅苦しいのぉ 気軽にリリアちゃんと呼んでくれてもいいのだぞ?」
「えと…じゃあリリアで…」
「うむ!それでは食事中失礼したな ではまた、いずれ」