第3章 EPISODE1 深紅の暴君
「なんでこうなるのかな…」
は呟き目の前の光景を眺める
謝ればそれで済みそうなものだがこの学園の生徒はみんな血気盛んのようで喧嘩に発展してしまった
クロウリーの"問題を起こすな"という言葉はあってないようなものだ
エースデュースグリムで何とか追い払いやっと昼食にありつけそうだ
それぞれが好きなメニューに舌づつみをうっているとケイトと眼鏡をかけた生徒が声をかけてきた
エースがあからさまに嫌そうな声をあげる
「げっ あんた今朝の!」
「俺様たちを騙して薔薇に色を塗らせたやつなんだゾ!」
「騙したなんて人聞きがわるいなぁ オレだってやりたくてやってる訳じゃないんだよ?寮の決まりだから仕方なくやってるだけで」
「めちゃくちゃ笑顔でしたけど…」
「まあまあデュースちゃん 寮の外なら例のルールに従わなくていいし今のけーくんは後輩に優しい先輩だから」
「ちゃん付けはやめてください、先輩!」
「ちゃんも気軽にけーくんって呼んでね♩あ!ケイトって呼び捨てでもいいよ?」
「…うん ケイト?」
「はは それはケイトの愛情表現だからな」
先程からケイトの横でにこにこと話を聞いていただけだった眼鏡の生徒が口を開いた
エースは不躾にその生徒に問うた