第3章 EPISODE1 深紅の暴君
授業は淡々と進んでいくが今まで魔法というものが無い世界で育ったにとってはほとんど何を言っているのか分からない
デュースとグリムもあまり内容についていけていないようだ
黒板に書かれたことをよく分からないがとりあえずノートに必死に写していただけで授業の終わりを告げるチャイムが鳴った
次の授業の為移動しようと教科書などを片付けているとクルーウェルがに近づいてきた
「仔犬の名は…だったな 学園長から事情は大体聞いている いい子にしていれば何かあった時話くらいは聞いてやる」
「あ、ありがとうございます 助かります」
「それにしてもお前顔色が酷いな 綺麗な毛並みが台無しだ」
「ここ何日か色々あったせいでまともに寝れていなくて…」
「眠れない時はハーブティーがいい 俺がいつも飲んでいるものを分けてやろう」
「え、いいんですか?ありがとうございます」
「美容に質の良い睡眠は必須だ 俺がお前を血統書付きの犬に育ててやる」
「は、はぁ…」
言っている事はよく分からないがとりあえず好意を受け取ってハーブティーを分けてもらい実験室を後にした
その後も魔法史や飛行術の授業を受けてグリムの逃走劇があったが何とか3人で捕獲に成功し気づけばお昼の休憩の時間になっていた
先程まで逃げて文句を言っていたグリムも食堂のいい匂いで今では上機嫌だ
グリムが食べたいと言ったものを片っ端からお皿に盛り付けて席に移動しようとするとグリムが他の生徒にぶつかってしまう