第2章 Prolog2 登校Fresher
振り返り校舎に向かおうとするエース 横を見てみると怒りでぷるぷると震えているグリム
嫌な予感が…
「ちょっとグリム、おちつい…」
「こいつー!言わせておけば!!もう怒ったゾ!」
「やっぱり…」
ふなー!と叫びながら青い火を吹くグリム
その火はエースの真横を掠める
売り言葉に買い言葉、言い合いを続ける2人
グリムが吹く炎をエースは風の魔法で軌道をそらす
「ちょっと2人とも!やめなさい!」
「なんだ喧嘩か?」
「いいぞ!やっちまえ!!」
なんとか2人を止めようとするが全く聞く耳を持たないあげくいつの間にやら野次馬まで集まってきてしまっていた
みんなもっとやれと囃し立てるものばかりだ
2人もその声に応えるかのように魔法のぶつけ合いが白熱していく
するとグリムの放った炎を逸らすために放ったエースの風で炎がハートの女王の石像に向かってしまう
「あ"ー!!やべぇ!ハートの女王の石像が丸焦げに!」
「お前が風で炎の向きを変えるからだろ!」
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!どうするのこれ…」
「こらー!!なんの騒ぎです!」
まだ言い合いをやめない2人に呆れていると遠くから怒鳴りながら近づいてくるクロウリーの姿が
逃げようとするグリムとエースに向かって鞭を飛ばす
「グレートセブンの石像を黒焦げにするなんて余程退学にさせられたいと見えます」
「ちょっ!それは勘弁!」
「くんもこれではグリム君を監督してるとは言えませんよ」
「これでも一応何度も止めたんです…」
言い訳虚しく私達3人には窓拭き掃除100枚という罰が与えられた
文句を言うグリムとエースだが退学にはなりたくないのかやる気のない返事をしてこの場は収まった