第6章 あれ?そうなの?【紀田正臣 ギャグ】
私には中学生の時好きだった男の子がいた
高校でバラバラになってしまったけど一応告白だってした
……決して断られた訳じゃない、OKは貰ったものの私が携帯を持っておらず、連絡が取れなかったため自然消滅してまったのである
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「あ、今度の発表用の模造紙買ってくるの忘れてた」
私は冬の寒空の中家を出た
「寒ううう、なんでこんな寒い中家でないといけないんだろ…」
「あの、すいません」
不意に誰かに肩を掴まれる
「え、はい、なんですか?」
「やっぱり……!」
そこには見た事ありそうで無い金髪の少年が1人
「あのー?すみませんけどお名前伺ってもいいですか?」
「え?わすれちゃったの?俺だよ俺、紀田正臣」
金髪の少年が言ったのは忘れもしない彼の名前
「紀田……正臣君?髪の毛染めたの!?」
「おう、洒落てるだろ?」
「誰かと思ったよー!もーほんとびっくり!」
「おまっ、彼女の癖にわかんねーってどーゆーことだよ!」
しばらくの沈黙
「…私ってまだ正臣の彼女なの?」
「え?話そっからかよw当たり前だろ、」
「だって私正臣と卒業から全然会ってないしてっきり自然消滅したのかとおもったのよ」
「ぶはっ、ばっかじゃねーの少なくとも俺はまだ好きだぜ」
「…ちょっとここ公共の場!」
周りの人達からの視線を感じた
「まあこれもなんかの縁だし昼飯食いに行かね?」
………こうして昼食を彼氏と共にし、メルアドも交換して無事模造紙を買いわすれた私であった