第5章 そんな貴方が居てくれた【紀田正臣】
ーーねえ、愛ってなにか知ってる?
ーーどうしたんだよ、急に
ーーいいから答えてよ
ーーんー、互を思う心、とか?
ーーなるほど、そんな考えもあるんだね
ーーはどうなんだよ
ーー知りたいの?
ーー俺にきいたんだろ?答えろって
ーー私が正臣に向ける気持ち、これが愛だって私は思う
ーーお前……それは狡くね?
ーー狡くないよホントのことだもん
ーーそんなこと言ったらさ、
ーー?、うん、
ーー俺がを思う気持ち、これだって愛だろ?
ーーふふっ、そうだね、愛してる、正臣
愛してる
「これからも、ずっと」
「どうした?」
「何にもないよ、愛してる、正臣」
「なっ!おまっ、そーゆー……ま、いっか、
愛してるぜ、」