第12章 11
サンジがキッチンから出てきて目が合ったとたんに手を握られた。
サ「さん、、、きれいだ。いつもの#さんも素敵だけどよく似合ってる。」
と鼻から鼻血を出しながら言ってくれた。
私は、ハンカチを渡しながら「ありがとう」と伝えた。
みんなに似合ってると言われて嬉しかった。
ローはに「みんなが似合ってるって言ってくれたよ!」と言うと「よかったな。」と言ってくれた。
私は服が汚れないようにキッチンにあったエプロンを借りてサンジの手伝いをしながらもバーベキューを楽しんだ。
少し前まで、これからの戦いが不安だったのに、みんなと笑っていると不思議と不安は和らいだ。
みんなが満腹になり、甲板で好きなように過ごした。
私も最初はナミとロビンと話していた。私の方がナミよりは歳上だけど、2人ともお姉ちゃんみたいな存在だった。
話の方向が恋愛の話になったところで、私はサンジが後片付けをしているのを見つけて一緒に後片付けをした。
片付けが終わる頃にはチョッパーとフランキーは甲板で寝てしまっていたので、私は2人にブランケットをかけた。
すると、ルフィの腕が伸びてきてあっという間にルフィの腕の中に収まった。
急な事だったのでスカートが捲れてしまい慌てて直す。
ル「どうかしたか?」
『いっつも急に引っ張るから。スカートってこういう時大変なんだよ。』
私はスカートを押さえて言った。
ル「悪りぃ。気づかなかった。」
ルフィはくっついていた私と少し距離を取った。
ウ「気づいてなかったのかよ。」
みんながそれぞれの部屋にもどっても3人で話していた。
ロボットの話とか、空飛ぶ乗り物の話とか、話題は尽きなかった。
しばらくすると眠たくなってきて、ルフィに膝枕してもらった。
ルフィにいつものように抱きしめられた感覚があったが、目覚めたのは女部屋のベットだった。
起き上がると、ナミも起きていてルフィがここまで運んだくれたと聞いた。
ナ「昨日も夜は冷えてたし、ルフィにしては気が利くわね。」
『そっか!あとでお礼しとくね。』
私は朝の準備をすると、部屋を出た。
シャワーを浴びて、朝ごはんを食べにキッチンに向かうとローと出会った。ローは目の下のクマがひどくなっていた。
ローが医務室でうなされていた事を思い出す。
眠れていないのかもしれない。