第12章 11
『これ、、、』
ロー「服屋で合わせてもらってだろ?似合ってたのに買ってなかったから。」
ローは目を逸らしながら言った。
『でもこれ、高かったのに。本当にいいの?』
ロー「あぁ、やるって言ってるだろ。ただの気まぐれだ。気にしなくていい。」
『嬉しい。ありがとう!自分ではなかなか着る勇気なかったんだけど、着てみるね!』
私は、未だに目を合わせてくれないローにお礼を言った。
『そうだ!今日の、バーベキューに来てみようかなー?ちょうど今からお風呂に入るし!』
ロー「好きにすればいい。ただ俺から貰ったと言うなよ。」
『うん!ホントにありがとう!大切にするね!』
私は、新しく貰った服を持ってお風呂場へ向かった。
お風呂でさっぱりしてからワンピースに袖を通す。
鏡を見るとやっぱり似合ってない気になる。
ローが似合うって言ってくれたんだ。大丈夫。と自分に言い聞かせてお風呂場を出る。
私はローを探した。1番にローに見て欲しかったからだ。
ローはアクアリウムで本を読んでいた。
「ロー」と声をかけると本から目線を上げた。
『ワンピース、着てみたの。でも、やっぱり恥ずかしくて。変じゃない?』
下を向きながら話しかける。
ロー「よく似合ってる。自信持て。」
ローはわたしの髪を耳にかけた。
『本読むの終わってからでいいから、甲板に行くの一緒にいってもいい?ちょっと恥ずかしくて。』
ロー「服ぐらいで大げさだな。かまわないが、少しだけ待ってくれ。」
そう言ってローは本に目線を 戻した。
私はローの隣でアクアリウムを覗いて時間を潰した。
ロー「待たせたな。」
ローは、急いでくれたのだろう。栞を挟んで本を閉じた。
『ううん。なんかごめんね。』
ロー「まぁいい。ほら行くぞ。」
私は急いでローはの後を追った。
甲板にはもうみんな集まっていた。
ナ「、ロー、始まるわよー!」
私たちはみんなに混ざった。
ロビン「あら、素敵なワンピースね。よく似合ってるわ。」
ナ「そんなワンピースも買ってたのね!いいじゃない!
もっとスカートも履けばいいのに。」
『よかった。ありがとう!』
ブ「さんがスカート!!お似合いですねー。
もう、これはパン、、、、」ナミが拳骨してくれた。
ブ「最後まで言わせて下さいよ。」