第11章 10
ウソップに話を聞いてもらって、久しぶりにと2人きりになれた事で気持ちはだいぶ落ち着いた。
少し緊張したが結局はを抱きしめながら穏やかに眠ることが出来た。
何だかくすぐったくて目が覚めると、が俺の体で遊んでるようだ。俺が起きた事には気づいていない。
すぐそばで感じるの体温に体が熱くなる。
こんなにくっついた状態でも余裕そうなに覆いかぶさり、おでこにキスをする。
俺を男として意識してほしかった。
女にキスするなんて始めてだった。
茹で蛸みたいに真っ赤な。
こんなに恥ずかしがるとは思っていなかった。
こういった反応が俺の欲を掻き立てるんだ。
もっとキスしたい。そんな欲求を必死に耐えた。
顔を真っ赤にして「ルフィのバカ」と言ったは可愛かった。
俺はの髪を撫でる。モヤモヤしていた気持ちは晴れていった。
キッチンでウソップに会ったので改めてお礼を言った。
昨日、酔っ払ってウソップには全部話してしまった。
ウソップは「何かあったのか?」と聞いてきた。
顔を真っ赤にしたを思い出したが、ウソップには教えなかった。