第11章 10
ウ「無人島にいた時から好きなのか?」
ルフィも一人で悩んでいたりしたのだろうか。
そんなの全く想像できねぇが、ルフィは俺の質問にきちんと答えてくれた。
ルフィは無人島にいたときからの事は大事に思っていたらしいが、好きだと思ったのは船に乗せてかららしい。
が他の男と話してるのが嫌だと思うようになって、を抱きしめたりすると、キスしたくのを我慢のしてるらしい。
ル「こうゆうのが恋ってゆうんだろ?」
ウ「まぁ、そうだな!それは完全に恋だな!」
ル「恋って大変なんだな。サンジの奴よくあんなに恋ばっかりしてられるよな。」
ウ「サンジの場合は恋というか、下心というかわからんけどよ。
ルフィはに好きって言わないのか?」
ルフィなら好きとわかった時点で告白しそうなもんだよな。
ル「ああ。言わない。」
ウ「もルフィの事めちゃくちゃ気にかけてるし、いけると思うけどな。」
ルフィはしばらく黙ったかと思うと、声を落として言った。
ル「、、、あいつが、好きなのはエースなんだよ。だから、今気持ちを伝えてもを困らせるだけだ。」
ルフィは、酒を一気飲みしてからさらにおかわりを頼んだ。
俺は、驚いた。
自分の好きな女が、自分の死んだ兄が好きとかマジかよ。
俺はアラバスタで出会ったエースを思い出す。
とエースがどういった経緯で知り合ったのかはわからないが、それは事実なのか。
ルフィが告白しないのは、の事を考えての事なんだろう。
はこの船以外に行く当てもないらしいし、まだまだ弱いのに賞金首だ。
ルフィに告白されて船にいずらくなったりしても可哀想だもんな。
ルフィはいつもよりハイペースでお酒を飲んでいた。
ウ「そうだったのか。そりゃつらいな。でも、がルフィに対してだけ特別な態度を取ってるのは確かだぞ。いつもルフィにだけは甘えてるしな。」
俺は、ルフィを元気付けたかった。ルフィは「そうか!」と少しだけ嬉しそうにした。
ウ「ってめちゃくちゃ鈍感だし、もっとを女として扱ってももいいんじゃねぇか。お前もみんなに優しい所があるからな。恋ってのはまずは自分を意識させることが何より大事だ。」