第8章 7
そんな中、デッケンがしらほしに向けてノアと呼ばれる大きな方舟を飛ばしてきた。
島の上空でデッケンの能力が解けてしまい島に向かってノアが落ちてくる。
ノアが魚人島にぶつかれば被害は計り知れない。
ルフィはホーディを倒したボロボロの体でノアが落下しない様にノアを破壊していた。
全てはルフィにかかっていた。
私は祈ることしか出来なかった。
すると、突如海王類が現れてノアをどこかへ運んでくれた。
ルフィは血を流しすぎていてジンベイさんから血を分けてもらっていた。
私はルフィの側を離れなかった。
麦わら海賊団の船長としてのルフィは無人島でのルフィと違った一面を持っていた。
無人島でのルフィは強くて優しくて面白くて側にいるだけで安心出来るそんな存在だった。
船長としてのルフィは、周りにいるみんなを明るく照らしてくれる太陽みたいな存在だった。
あまり大きくないその背中に色々なものを背負って立っている。
それでも本人は、背負っているだなんてちっとも思ってないんだろう。
私はルフィな手を握るとルフィが強く握り返してくれた。
ルフィが回復してから宴が開かれた。
ルフィが眠っている間に、一味のみんなとも少し話す事が出来た。
みんな、さん付けは辞めてと言われたので、私もら名前で呼んでもらう事にした。
宴は私が思ってたよりもずっと盛大だった。
初めのうちはしらほしさんと一緒に話していた。
何故か私とルフィが恋人と勘違いをしていたので、勘違いですと否定したが、信じていなさそうだ。
そこへジンベイさんも加わりウソップやゾロも一緒に話した。
初めて少しお酒を飲んでみた。
甘いお酒でおいしかった。
そこからあまり記憶がない。
気づいたら無人島の時と同じようにルフィに抱きしめられて眠っていた。