第7章 6
レイリーさんにルフィの仲間になると伝えると、レイリーさんは嬉しそうだった。
レイリーさんはシャボンディ諸島に戻った。
ルフィはすっかり森の主になっていた。
ルフィは目隠しをして私と戦う。
私の攻撃が一回でも当たれば私の勝ち。
当たらなければルフィの勝ち。
負けた方は変顔をすることになっている。
変顔は避けたい。
私は木の枝を刀に見立てたり石を投げたりしてもいいルールだったがどんな攻撃もかわされてしまう。
私は負けて変顔を披露する。
やるからには笑わせてやる!と思いっきりゴリラ顔をしてみると、ルフィは笑ってくれた。
ル「お前意外と出来るじゃねぇか!ウソップといい勝負だ!はははっ」
急に恥ずかしくなりその場にしゃがんで顔を隠す。
『やっぱり今のは忘れてっお願い!』
ル「もぉ一回やろうぜ!次は割り箸芸だ!』
二人きりになってもルフィは相変わらずだった。
それから少し経ちレイリーさんが島にやってきた。
ひと足先に私だけシャボンディ諸島に帰る事になった。
ルフィは一緒に戻ればいいじゃんかーと怒っていたが、レイリーさん曰く、海賊女帝がルフィを迎えにくることになっていて私がいるとややこしいらしい。
明後日には海賊女帝がルフィを迎えに来るらしい。
ルフィも海賊女帝率いる九蛇海賊団のみんなに会いたいしなぁと言って私たちは一旦別れた。
ル「明後日、サニー号で会おう!仲間に紹介するよ。」
『うん!待ってるね!』
こうしてレイリーさんの小船でシャボンディ諸島に帰ってきた。
レイリーさんはぼったくりバーに案内してくれた。
船に乗るまでここにいていいぞと言ってくれた。
シャッキーさんと挨拶を交わす。
シ「2年間も無人島にいたと聞いていたからもっと逞しい子かと思ってたわ!」
シャッキーさんは私を見て、でも少し髪は切った方がいいわね。
私が切ってもいい?と言ってくれて髪を鎖骨あたりで揃えてくれた。レイリーさんが服をプレゼントしてくれた。ピタッとしたデニムにゆるっとした長袖のニットだった。
レ「船には野郎どもがいるからな!あまり肌は出すんじゃないぞ。」
シ「全く海賊になるようには見えないわね!この店で働いてくれたらもっと客から法外な料金をぼったくれるのに。」
2人とも凄くよくしてくれた。