第7章 6
起きあがろうとする私をレイリーさんが支えてくれて、以前のように私を足に座らせてもたれていいぞと言ってくれた。
起き上がると、頭がガンガンするのでありがたかった。
すると俺が変わるよとルフィが言って、私を抱き上げて座っているルフィの足の間に座らされた。
後ろから抱きしめられるような体勢になった。
レ「独占欲が強い男はモテないぞ」
ル「知るか!んなこと。」
二人のやり取りは意味がわからなかったがなんとかスープを食べてまた横になった。
体調がよくなるまで、ご飯の度にルフィがこうして支えてくれた。
ルフィが全ての覇気を習得した。
私も、見聞色の覇気とほんの少しの武装色を身につけた。
依然として、戦うにはまだ体力などに不安はあるがレイリーはよくやったと言ってくれた。
そして、レイリーさんはひと足先にシャボンディ諸島に帰るらしい。
もし、私がルフィ達と航海するのが嫌ならその他の手段を探してみるとレイリーさんは言ってくれた。
夜になりルフィに散歩に誘われる。
もう、ここの猛獣達はルフィに向かってこない。
少し高い岩山に登ると星がとても綺麗だった。
ル「もうすぐ仲間達と合流する。お前も来るだろ?」
ルフィがいつもより低い声で聞いた。
私はずっと考えていた事を話した。
『私ね、ひまわりを人種とか関係なくみんなが笑ってられる場所にする事が夢だったの。人種以外にもね、親と意見が合わなくて捨てられてしまったり、親への憎しみを子供に向けられていたりね、色々な子供達が今も居場所がなくて一人で戦ってたりするから。
ここへ来た時、私は何もかも失ってしまったと思っていたけど、
私にはまだ夢がある!ひまわりにはもう戻れないけどまた、一からひまわりのような孤児院を作って行きたい。そのためにはもっと世界を見てみたいなぁって。だから私もルフィと一緒に冒険させて下さい。』
私はルフィはに向かって頭を下げた。
ル「しししっあたりまえだ!の夢なんかいいよな
。俺にも手伝える事があったら言ってくれ!」
『ありがとう!ルフィ船長!』
私はルフィに抱きつく。
ル「船長はいらねぇよ。」
ルフィは私の髪をクシャクシャとして笑った!