第7章 6
ルフィにエースの話をしてからは夜に夢を見て泣くなんて事はなくなったらしい。
それでも夜眠れない時はルフィの側に行くと眠れねぇのかと抱きしめてくれた。
するとすぐに眠る事ができた。
私が修行で疲れてすぐに眠れそうな時でもルフィは俺の抱き枕ぁと私を抱きしめて寝る。
相変わらず、私は毎朝ルフィの腕の中で目覚める。
レイリーさんが毎日のルフィの修行の合間に、戦闘の基礎を教えてくれた。
木の枝を刀に見立てて修行をした。
体力がないので筋トレも毎日した。
トレーニングしてご飯を作ったり、木ノ実などの食料を調達したりして毎日過ごした。
少しずつ、リリーやエースのことで辛くなることは減って来た。
3人でいろんな話をした。
レイリーさんも最後の冒険の話はしなかったけど、色々な話をしてくれた。
ルフィの話しはどれも面白かった!
ルフィはこの短期間で残りの二つの覇気も習得しようとしていた。
私もレイリーさんのおかげで見聞色の覇気は使えるようになりつつあった。
だが、私の場合は攻撃が読めてもそれを避ける身体能力が低いのが課題だった。
今日もルフィは森に出て行った。
レイリーさんはもうほとんどルフィには付いていっていない。
レ「ルフィが怪我したようだな。お湯の準備を頼むよ。」
と言われ、急いできれいな水を沸かす。
すると、ひどい怪我をしたルフィが帰ってきた。
ルフィは洞窟につくとパタンと寝てしまった。
眠っている間に止血をしたり消毒をする。
ルフィは無意識に私を引き寄せるといつもの抱き枕の体勢にされる。
『傷にさわるよ?』と言っても反応がなかったので、しかたなくルフィの背中に手を回し背中をさする。
気づいたら寝てしまっていた。
ル「大丈夫か?」
ルフィが自分のおでこをわたしのおでこに付ける。
ル「熱あるじゃねぇか。」
『ルフィ、怪我は平気なの?』
ル「俺の怪我は、もうすっかりいいんだよー。起きたらすんげー元気になってんだ。それでもが苦しそうだから。心配してたんだ。大丈夫か?」
『ちょっと風邪ひいちゃったかな。』
ル「今日は、ずっと寝てろよ。」
ルフィがずっと側にいてくれてレイリーさんがスープを作ってくれる。
島に飛ばされたばかりの時もこんな事があったなぁ。なんて思い出していた。