第7章 6
サイド
エースとの思い出をルフィは真剣に聞いてくれた。
私は話しながら泣いてしまっていた。
エースの死を受け入れて、前を向こうと思った矢先、今度はリリーを殺され、それから毎日エースとリリーの夢を見て泣いていただなんて。
突然、無人島に飛ばされて必死だっただけで全然大丈夫なんかじゃなかったのかもしれない。
ルフィは、話してくれてありがとう。と涙を拭ってくれた。
ル「エースはやっぱりすごいよなぁー。村、救うなんてよー!
お前もやっぱすんげーな!署名なんてなかなか出来ねぇよ。」
『それでも結局、破られて。何も出来なかったのと同じだよ。』
ル「そんな事ねぇよ。それがの戦い方だったんだろう!かっこいいよ。そういえば俺、エースの最後の伝言預かってんだよ。エースは最後に、愛してくれてありがとう、って言ったんだ。お前にも向けられてるんじゃないかな。俺の勘だけどよ。」
『エース、そんな事言ってたんだね。私がエースを大好きだった事ちゃんと伝わってるといいな。』
また、泣いてしまう。
ル「伝わってるさ!」
ル「頂上決戦の後、すぐにひまわりも襲われたんだよな。お前、本当に辛いよな。思い出して辛くなったらいつでも言えよ。我慢してるから、寝てる時に泣いちゃうんだろ。もっと俺を頼れ!いいな!一人で抱えるなよ。」
そう言ってルフィは私の髪をクシャクシャにする。
『ありがとう。ルフィ!』
私は自分で涙を拭い笑って見せた。
ル「は笑ってる方がいいな!」
ルフィに話を聞いてもらえてよかった。
ずっと、二人に迷惑をかけないようにしていた。
でも、ルフィになら甘えても受け止めてくれる気がした。