第5章 4
遠くからでは確認出来なかったが炎のが上がっていたのは、診療所だった。作戦に失敗したクリスをどさくさに紛れて始末するのだろう。
ドロウは村人の事など気にする素振りもなく火炎放射器のような武器で当たりを炎の海にする。
エースは村の事を気にしてだろう守りに徹していた。
いつまにかエースの仲間であろう人達集まっていて村人達の救護をしていた。
村人達が騒ぎ始めてパニックになり逃げ惑う住人に自身の攻撃が当たろうが全く気にしない様子のドロウだった。
私は必死にみんな逃げてと叫ぶ!
しかし、慌てる村の子供は段差に転んでしまい動けなくなる。母親も助けようとその子の元へ駆け寄る!
ドロウは正義の為にみんな死ねば言いといい親子に向かって容赦なく火炎放射器をぶっ放す。
体が勝手に動き気がつくと私はその親子の前に立ちはだかりその攻撃の全てを受けた。
エース「ーーーー」
私は焼ける様な痛みと共に意識を手放した。