第5章 4
『ひまわりに何をするつもり!あの子達は関係ないじゃない!」
エースは私を抱きかかえたまま走り出した!
エ「リリーと言ったな!走れるか?」
リ「ああ!急ごう!」
エ「ひまわりを見てくれてる仲間は後方支援タイプのやつなんだよ!嫌な予感がする!」
急いでひまわりまで戻るといつも通りの様子に一安心したのも束の間、広間には夜中だというのに客人が座っていた。
エースの仲間である先生と呼ばれる人が嫌な顔をしながらもお茶を準備しているところだった。
客人の背中には【正義】と大きく書かれていた。
私たちが部屋に入ると、驚いた顔をした。
客人はドロウと名乗り夜中にすまないね、と言った。
そして、エースを見ると、
ド「君は火拳のエースだな!ちょうどいい君にも用があったんだ!」
と言って書類を渡した。エースは書類を読んでいる。
エ「へぇ七武海への勧誘ね。悪いが断る!そもそも七武海という制度が嫌いなもんで。」
ド「そうか。意見が合うようだね。私も七武海は嫌いだ。交渉は不成立だ!今ここで賞金首ポートガスDエースと、1年前とある村を全滅させた狂気の魚人、リスターの息子を処刑するとしようか!ここにいるのはわかってるんだ。」
『どうして、息子のベンが処刑対象になるのよ!ベンは悪いことなんてしてない。そんな法律だってないはずよ!』
ド「ベンは、魚人に生まれてきた事と自分の両親と怨むことだな。
この国では魚人は法律で守られないのは知っているだろう!ならば村で殺された人たちの無念を今、息子で晴らしてやるんだよ!私はその村の出身だ!」
ドロウはコートを脱ぎ捨て武器を取り出す!
エ「先生、ベンを頼んだ!離れとけ!」
はその場から離れることなくドロウを見つめる!
『ドロウさんが辛い思いをしたのはわかるわ!だけどベンはベンよ!親が犯罪者だからといって関係ないでしょ!子供が親と同じ思想になるとは限らない!それをあなたも知ってるはずなのに。
自分の恨みを弱い子供に向けてるだけよ!!そんなの弱いやつのする事よ!あなたは弱虫なのよ!」
ドロウの武器がを定める。